さてオリジナル必須企画を見直しということで
ちょっとそれについてダラダラとお話ししたく思います
JAM二次の総評のホームページ記載についてTwitterなどで"ためになる"
と話題になった(僕自身もした)のは記憶に新しいことかと思いますが
皆さんが最も関心を持ったのはどの辺だったのでしょうか
(どこでもいいんです皆さんがキャッチしてくださることがあるならそれやそこでもちろんいいんです)
僕がここでぜひ注目して頂きたいのが発表当時から今なお界隈で最も話題や論議にされているのが
「コピーバンド(完コピのみやっているグループ)は将来的にエントリー不可にするべきでないか」(引用)
という審査員の幾見さんにご指摘頂いたアカペラシンガー達の"独自性とは"
(とそれによって暗示されたあらゆる"アカペラの今後とは")という部分だと思います
(まだ知らなかったとか論議に興味があるという方はぜひFacebookページの
日本アカペラ協会に投稿された北村嘉一郎さんのコラム記事を覗いてみてください)
これと今回自分が企画を見送ったこととは全く関係はないことですが
僕自身も僕自身の見解でアカペラグループの皆さんには
ぜひ"オリジナル曲"を書いて歌ってみてほしいという願いを常に抱いています
それは何故と言われると色々ありすぎて難しいのですが
一つにはもし今までオリジナル曲を書いたことが無いという方には
アカペラと音楽の見識が一層広がることは間違いないと言えるからです
先の"完コピ"の話題の中でも完コピの意義について
和音の構成などプロのヴォーカルグループの楽曲から学ぶことが多いという意見には僕も完全同意で
(ので結成すぐのグループには完コピを勧めています)
一方でそこで学んだことを自分の表現にアウトプットしてみるというアプローチ(独自アレンジ含む)と
楽曲として仕上げてみるというチャンネルがあればなおそれを理解出来ると考えています
『アカペラを歌う』という"動詞"がそれだけで模倣をした後独自の表現を目指していく
という一環でもってあっても良いのではが僕の意見です
それはもうそうなんですかね
イベントや人口の規模に対してそれに取り組んでいるグループは確かに少ないと僕は感じています
日本最大級と言って良いアカペライベントであるJAMで
しかも二次予選の(既に相当数振るいにかけられた)場で
幾見さんからこのような指摘を頂いたという点について
私達は危機感を持って一度認識を見直してみるべきと思います
だからこそこれだけの騒ぎになったんじゃないかな
例えば他ジャンルでオリジナル縛りがあるアマチュアイベント
というとアカペラほどの数や規模は無いんじゃないかなぁと思いますが
それでもフォークにしろロックにしろポップでもブルースでも
ある程度早い段階でオリジナルを要求される文化と
音楽活動の中で自然に独自の表現を模索するサイクルは出来ていると思います
ストリート出身のアカペラーさんがもしいらっしゃれば
頷いて頂けるのではないかなーと思います
ジャズでのコピーの感覚なんてMaLさんのコメントを拝見して
本当にそう!!と大きく頷いてしまいました
(そんなPiece of Cakeさんのアカペラワークショップ予約受付中です)←
他のジャンルのミュージシャンからすれば
独自性がないもしくはそういったアプローチが見えにくい
というのはとっても"不自然"なんです
自分たちが歌いたい曲を歌っているだけ
と感じて"しまわれやすい"あるいはそういう感覚があるということを
もしなるほどと思って頂けたらぜひ覚えておいてほしいです
日本には全国統一された協会などの組織はないですが
今後アカペラがビジネスや音楽シーンと密接に絡んでいく
社会に向けて発信しもっと認めてもらうに当たり
一つ何か答えを示すべき時がそう遠からず来るのではないかと思います
いや単純に"もし"JAMがオリジナル成分必須に急になった時に
そこに狙いを定めていた完コピ四年生グループが手も足も出ない
なんて事態になったら大変じゃないですか
完コピはすごいのにオリジナルはダサダサとかもさ
そんなに悲しいことはないです
論議の中で調査はされませんでしたが
はたして完コピグループが楽曲制作を出来ないのか
単にしてないだけなのかはわかりませんが
両方きちんと出来るに越したことはないはずです
いきなりアカペラが難しければ
ギターやピアノで伴奏して歌ってみても良いじゃないですか
作詞と作曲だけでもすごく大変なことにきっと気付くと思います
今私達が使用しているスタンダードと呼ばれる数々の曲やアレンジが
どれだけ素晴らしいかを再認識することもあると思います
アレンジで大切なことは何か
まず書いてみること
そう広島の友人が教えてくれたけど
オリジナルもまた同じと思います
きっと見える世界が広がりますよ
カバーに支えられてここまで成長してきた側面も
もちろん理解し大事にしていく一方で
普段の活動にもう一つ
こういったアプローチを加えてみるのはいかがですか?
オリジナル必須LIVE
ぜひやりましょ